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*全て私自身が釣行した訳ではなく友人の情報も踏まえております。
北陸の河川の源流域についてはつり人社発行の林田秀樹著『山岳渓流北陸編』が
非常に詳しく書かれているので参考にされると良いでしょう。
1.小矢部川 2.利賀川 3.梨谷 4.小谷川 5.湯谷
6.山田川 7.百瀬川 8.大長谷川 9.野積川 10.久婦須川
魚影濃く長時間掛けて行く価値がある富山の渓流郡
1.小矢部川
小矢部川は石川県境の大門山を水源にして福光町を経て砺波平野を潤し、高岡市で富山湾に注ぐ流程およそ70kmの河川である。清流の水は富山の名水に指定されているほどで水質も渓相も一級である。ただし、それは福光町より上流である。下流は川相も水質も良いとは言えず渓流釣りの対象とはならない。刀利ダム下流はヤマメが生息するものの魚影は薄い。刀利ダム上流は電力会社の管轄で漁協は無く、渓魚の放流があるかどうかは不明であるが天然イワナは棲息する。ダムサイトを通って源流まで道は付いているので入川は可能である。ただし小矢部峡はローカ続きで入川遡行とも難しい。城端(じょうはな)町を流れる山田川は上流城端ダム以遠でイワナが出る。ダムが出来たことで渓魚が増殖されて大物も出るので今後さらに期待できるかもしれない。また、福光温泉より3km下流で小矢部川に流入する支流の打尾川は下流でヤマメとイワナが出るがダムで流れが切れているときは釣りにならない。
<庄川水系>
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| 庄川水系の天然イワナ | 五箇山の世界遺産合掌集落 |
2.利賀川
岐阜県境の水無山(1506m)や牛首峠辺りを水源にし利賀村を流れ庄川町境で庄川に流入する流程約35kmの川である。岐阜県側の白川村や河合村からのコースがあるので昔から結構岐阜の釣り師が入川していた。庄川の小牧ダムのバックウォーターからイワナ交じりでヤマメがボツボツ出るが魚影は薄く外道が多い。また砂防堰堤が多く平川なので釣趣に欠ける。豆谷ダムから上流も平川だが漁協が盛んに放流をしイワナ、ヤマメ、ニジマスが釣れるが成魚放流が主体で残念である。本格的には阿別当からが良く千束ダムまで平川だが魚影は濃い。千束ダムではコイが放流されているようだが渓魚にとっても絶好の増殖・成育場所になっておりダム刺しの大物が出る。昌栄橋からは大岩が多く好渓相になり1kmほどは好ポイントの連続である。大勘場にある堰堤から上流は天然イワナのみになるが堰堤の連続で期待も薄い。さらに上流は谷が深く通らずが多くなり両岸が絶壁になるので非常に危険である。現在は災害復旧工事や道路改良工事などで通行不能で岐阜県側へは行けない様である。
温泉:利賀温泉 ホテルニュー五箇山 TEL 0763−68−2311
| 1 | 渓 相 | 中・下流:良くない 上流:良い |
| 2 | 遡 行 | 中・下流:楽 上流:厳しい |
| 3 | 適 期 | 5〜7月 |
| 4 | 放 流 | 成魚・稚魚放流 |
| 5 | 魚 影 | 濃い |
| 6 | 川 虫 | 並 |
| 7 | 魚 種 | イワナ、ヤマメ、ニジマス |
3.梨谷
梨谷は国道156号線大渡橋上手で庄川左岸に流入する流程約7kmの小渓である。平凡な渓相だがイワナ中心にヤマメとニジマスが出る。この川も非常に堰堤が多く土砂で埋まっているところも多いが良型イワナが出る。袖浦橋から上流は渓相も良くなり釣趣を誘うが魚影は薄い。支渓の池谷は出会いから堰堤の連続で苦労して入るほどではない。谷倉谷は急な谷でブッシュも多く釣りづらい。
4.小谷川

庄川祖山ダムのバックウォーター付近で右岸に合流する流程約8kmの小渓である。渓に沿って最源流まで林道が伸びているのでどこからでも入渓できる。下流域、中流域のほうが稚魚放流も多くイワナ、ヤマメの魚影が濃い。ニジマスの稚魚放流も残念なことにあるが大部分は本流へ落ちるようである。下流域は堰堤が多いが意外と魚影が濃いので充分楽しめる。支渓の西俣谷は天然イワナのみの渓で連続する堰堤の上流からが本格的な釣場である。本流、支流とも4.5bのサオで良いが場所によっては当然チョウチン仕掛けになる。
5.湯谷
県境の人形山を水源とし支流の船頭川を合わせて湯出島橋下手で庄川に流入する流程約6kmの小渓である。本流と支流の船頭川、上段谷共に好釣場である。
湯谷という名前からすると温泉の硫黄が入って魚が棲息していないイメージが有るが全く問題は無くヤマメとイワナが棲息する。渓に沿って林道がかなり上流まで付いているので入川は楽である。本流の渓相は割りと平凡で中流域から好渓相になる。ただし、ここも本流には砂防堰堤が6基ほど有り今後も増える可能性もあってザラ瀬になる可能性が有る。
支渓の上段谷は落差のある渓でイワナの良型が出る。船頭川は下流に船頭の滝が有るが下流も上流も天然イワナが棲息する。船頭の滝の滝壷は広い為7b以上の長ザオを持って一発勝負をかけてみたい。
観光:世界遺産相倉合掌造り集落、五箇山和紙の里etc
<神通川水系=井田川水系>
神通川水系における最大の釣場は井田川水系であろう。井田川の支流として西から山田川−百瀬川、室牧川−大長谷川、野積川、久婦須川−万波川が有り荒れたとは言えまだまだ魚影は濃い。
6.山田川

上流域の利賀村内では百瀬川、下流域の山田村内を山田川と名を変え婦中町で井田川に合流する流程およそ45kmの川である。山田川として渓流釣りの対象となるのは山田温泉から菅沼ダムまでである。山田温泉から道は上り坂になり川との差が大きく入川が困難になるが若土ダムまでに二ヶ所ほど車で降りられる道が有るので川まで近づくことができる。瀬が中心だがダム下流は岩盤や大岩が多く好ポイントが続く。ウグイやカワムツの外道も釣れるが良型のヤマメも釣れる。なお、ダムより上流は水量が少なく若土橋から上流は渓が険しくなり途中からの入川は困難である。現在道路改修工事のためここから利賀村の百瀬川へは行けないので注意。
温泉:山田温泉
7.百瀬川
山田川は利賀村に入って百瀬川と名変する。漁協は利賀村漁協の管轄になりイワナ、ヤマメ、ニジマスが盛んに放流されている。釣場は菅沼ダムのバックウォーターからであるが5月以降はウグイに悩まされることを覚悟しなければならない。渓相は割りと平坦だが上百瀬辺りまでが最も魚影が濃いエリアである。成魚放流が多いので天然物狙いの釣りしには物足りないであろう。上百瀬から上流は渓相も良くなり天然狙いの釣場となるが最近は魚影が薄くなった。右岸に流入する竜口(りゅうこう)谷や日尾谷にはイワナの稚魚が放流されておりそこそこ良型も出る。

キャンプ場:利賀国際キャンプ場
宿泊:民宿多数
8.大長谷(おおながたに)川
大長谷川は室牧川が室牧ダムより上流で名前を変える。そして釣場としても婦負漁協管内となるダムより上流となる。室牧ダムのバックウォーターではルアーで50〜60a級のスーパー渓魚も出るらしい。室牧ダム上流は道との高度差が大きく入川が困難である。本格的な釣場は中山ダムから上流で天然のイワナ、ヤマメ、放流のイワナ、アマゴ、ニジマスの魚影が濃い。大長谷部落から上流は土石流災害で川が土砂で埋まり急瀬が多くなる。川は開けており長ザオでも楽に振れるが雪代期や増水時はポイントが少なくなり難しい。最上流の原山本谷は岐阜県になり漁協は宮川下流漁協になる。こちらはニジマス中心の放流でがっかりする。
9.野積(のぞみ)川
野積川は岐阜県境の白木峰を源頭にし八尾町を流れ井田川に合流する流程およそ25kmの渓流である。釣場としては猟師ヶ原発電所までの下流域とそれより上流の本流支流群に分かれる。下流域は成魚放流中心で八十島辺りからイワナ、ヤマメ、アマゴが釣れるが元来棲息しないアマゴを放流するのはニジマスの放流同様管理釣場以外では止めて欲しいものである。布谷橋辺りは土砂が入りザラ瀬中心の渓相になっており下流の川倉辺りが渓相もよく魚影も濃い。猟師ヶ原発電所より上流も砂防堰堤が多くなり堰堤上はザラ瀬で堰堤下のプールがポイントとなる。天然イワナのみになるがさすがに魚影は薄い。川に沿って道がついておりそれほど渓も深くないので入川は楽である。
源流の真川谷は天然イワナのみになるが下流域は入渓者も多く魚影は薄いようである。上流三段の滝以遠を目指さなければならないが装備を整えていかなければならなく渓流釣りの範疇ではなく源流釣りになるので注意。
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| 野積川下流 | 準天然ヤマメ | 支流布谷 |
10.久婦須(くぶす)川
久婦須川は岐阜県宮川村の万波高原に発し富山県八尾町を流れ井田川に流入する流程およそ35kmの渓流である。富山県側を久婦須川と呼び岐阜県側を万波川と呼ぶ。だいたい久婦須川が20kmで万波川は15km長さがあるが現在は山葵谷前のゲートで行き止まりで関係者以外は奥へ入れないのでその先は歩きになる。
漁協の管轄は久婦須第一発電所までで万波川は宮川下流漁協の管轄である。平成14年に出来た久婦須第一ダムまではヤマメとイワナの混棲である。ダムより上流久婦須第二ダムまでは取水されており余り期待できない。下流域は本法寺橋辺りから入川し釣り上がるのが良いが段丘状になっており両岸が絶壁になっているところもあるので上がり口に苦労するかもしれない。しかしながら最も魚影の濃い区間でウグイの外道にも悩まされるがヤマメとイワナの天然、準天然の良型が出る。桐谷橋から上流はイワナが主体となるが時々大ヤマメが出る。
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| 久婦須川中流 | 良型のヤマメがサオを絞る |
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| 7寸〜8寸がアベレージサイズ | 田んぼの帰り水で濁りがあるのが特徴 |
| 1 | 渓 相 | 中・下流:並 上流:並 |
| 2 | 遡 行 | 中・下流:段丘で厳しい 上流:楽 |
| 3 | 適 期 | 5〜7月 |
| 4 | 放 流 | 稚魚・成魚放流 |
| 5 | 魚 影 | 中・下流:濃い 上流:薄い |
| 6 | 川 虫 | 豊富 |
| 7 | 魚 種 | ヤマメ、イワナ |
万波川は下流からは歩いて入るしかないが宮川村の打保谷沿いに上流から入るコースが有る。しかし、上流からのルートも万波ダムまでで下流への林道は通行止めになっており歩いていくしかない。ダムの下流は水量も無くしばらくは釣りにならない。
万波川上流は開けた平坦な里川的な川で宮川漁協によってイワナが放流されているが入川しやすいため釣り人も多く魚影は非常にうすい。
ヘアピンカーブの多い山道を登って行くほどの価値は無い。
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| 万波ダム上流 | 万波ダム |
桐谷のト谷ではアンモナイトの化石が発見されたがこの辺り一帯は化石の宝庫である。釣りの最中に思わぬ発見があるかも!
温泉:八尾夢の森「ゆうゆう館」